賃貸におけるデジタル経験

オーナーも借り手も、写真だけでは物足りなくなってきています。

 

賃貸物件を探す際に、光量の少ない写真を何枚も見ながら、週末にできるだけ多くの内覧を行う時代は終わりました。
今日では、関係者の安全を確保するために、内覧の回数を減らす傾向にあります。
そのため、私たちは賃貸住宅を効果的に見つけ、マーケティングするためのプロセスを見直さなければなりません。

 

そこで私たちは、大手賃貸マーケットプレイスであるZumper社と協力し、同社のプラットフォームに私たちの3Dキャプチャとスペースデータの技術を導入しました。
私たちは共に、アメリカの1,000人の不動産オーナーと1,000人の貸し手にアンケートを実施しました。
その結果、3Dバーチャルツアーは、住宅探しや賃貸のプロセスにおいて、オーナーと借り手の両方にとって重要な要素であることがわかりました。

 

住む場所を選ぶことは非常に重要なことですが、在宅勤務をすることで、その要因となる通勤時間はほとんどなくなりました。
リモートワークが可能になったことで、物価の高い都会の中心部から、より生活費の安い場所へと移動する人が増えました。
以前は、職場の近くに住むことが重視されていましたが、今回の調査では、賃貸住宅を決める際に通勤時間が最も重要な要素であると感じている人は、わずか3％でした。

 

最も重要な物件情報の詳細については、「3Dツアーと動画」（33％）、次いで「画質」（24％）、「物件の説明」（16％）、「間取り」（13％）となりました。
今日では、関係者の安全を確保するために、実際に内覧することが大幅に減少しており、借り手は空間の雰囲気や感覚を測ることが難しくなっています。
これらは住宅を評価する上で非常に重要な要素ですが、3Dツアーでは写真だけではわからない空間の様子を、よりリアルに体験することができます。

今回の調査では、約4分の3（71％）の人が、3Dツアーがあれば一目見ただけでその家を借りたいと考えていることがわかりました。
3Dツアーでは、画面をクリックしたりタップしたりするだけで、バーチャルな住宅モデルの中を遠隔操作で「歩く」ことができます。
画面をクリックするだけで、実際の空間と同じように上下左右を見渡すことができ、視覚的な歪みもなくシームレスに移動できます。
さらに、いつでも好きなときに 「見学 」することができ、24時間開いているオープンハウスのように、自分のペースで家の中を見て回ることができます。
もう、混雑や、タイトなスケジュールに急かされるはことはありません。
また、3Dツアーは、誰でも、どこからでも、どんなデバイスからでもアクセスできます。

 

さらに、95％の借り手は、3Dツアーがある家とない家を比較して借りたいと思うそうです。
Matterportの3Dツアーでは、ドールハウスを見ることができるので、賃貸希望者は部屋の間取りを確認し、空間の全体像を把握することができます。
測定モードでは、各部屋のサイズを測定したり、壁やドア、窓をデジタルで測定したり、家具がスペースに収まるかどうかを確認したりすることができます。

 

圧倒的に3Dツアーが好まれているにもかかわらず、3分の2の不動産オーナーしか3Dツアーで広告を出したことがないと答えています。
また、3Dツアーを利用したことがある人のうち、82%が完全にバーチャルで契約することができたと回答しています。
3Dツアーが提供する臨場感と豊富な情報は、借り手に入居前にその空間に足を踏み入れることなく決定する後押しとなります。
これは不動産オーナーにとって、潜在的な借り手が安全、かつ遠隔地で自信を持って決断できるという利点があります。

 

不動産のオーナーは、3Dツアーの価値をこれまで以上に理解しています。
98%のオーナーは3Dツアーによって物件の競争力が高まると感じ、83%のオーナーは物件が早く借りられると感じています。
Zumperでは、3Dツアーだけでなく、複数のドールハウスビューやフロアプランビュー、5つの360°パノラマの外観、4K品質の写真、正確な寸法の概略フロアプラン、ガイドツアーやビデオツアーなど、Matterportの一連の機能を利用することができます。
これらのコンテンツにより、オーナーはSNSを含むあらゆるプラットフォームでMatterportのコンテンツを共有することができ、物件を簡単にマーケティングすることができます。

 

誰もが簡単にMatterportを使って、見込み客や質の高い賃借人を惹きつけ、エンゲージメントを高める方法についてはこちらをご覧ください。

 

※当記事はメーカー(Matterport社)の公式ブログ記事の日本語翻訳版です。
日本のユーザー様向けに、一部内容を変更・修正している場合があります。
元の記事をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。

ブログ一覧へ