SketchUp では、モデル表示の基本操作として Orbit(回転)・Zoom(拡大縮小)・Pan(平行移動) を常に使います。
Orbit はモデルの周りを回り込み、Zoom は見たい部分を拡大/俯瞰で縮小し、Pan は視点を上下左右にスライドさせる機能です。
SketchUpでは、スクロールホイール付きの3ボタンマウスの利用を推奨しています。
ホイール回転でズーム、ホイール押しながらドラッグで Orbit、Shift+ホイール押しながらドラッグで Pan ができます。
Select ツールでクリックすると単一選択、ドラッグで範囲選択ができます。
複数選択や「すべて選択(Edit>Select All / Ctrl+A)」等の方法も用意されています。
Windowsでは「Ctrl+T」、macOSでは「Shift+Command+A」で、すべての選択を解除できます。
Edit(編集)メニューのDeselect All(すべて選択解除)でも、すべての選択を解除できます。
移動したいエンティティを選択し、「Move ツール(Mキー)」を起動して基準点をクリック→ドラッグします。
Move 中も推論(端点・中点など)と Measurements(測定)ボックスで精密な位置決めができます。
回転したいジオメトリを選択し、Rotate ツールを選択します。
回転軸となる点をクリックし、回転調整用(分度器形)のカーソルで回転の開始方向(基準角)を決めてから、回転角を指定します。
対象のジオメトリを選択して尺度(Scale)ツールを起動すると、緑のグリップ付きボックスが表示されます。
グリップをドラッグしてサイズ変更し、Measurements(測定)ボックスに数値を入力して精密な倍率・寸法を指定できます。
「Push/Pull ツール(Pキー)」で面をクリックし、押し出す方向にドラッグします。
ドラッグしてからクリックで確定し、モデルを立体化したり、面を引き込んで削ることができます。
Push/Pull中にマウスを動かした後、Measurements(測定)ボックスに数値+単位を入力してEnterを押すと、その距離で正確に押し出し/引き込みが行われます。
Tape Measure/Protractor などを含むほぼすべてのツールで、Measurements(測定)ボックスに数値を入力して 正確な寸法・角度・スケールを指定できます。
SketchUp は「どのツール使用中でも Measurements(測定)ボックスは数値入力を受け付ける」と説明しています。
コンポーネントは、ジオメトリをグループ化して作る再利用可能なオブジェクトです。
1つの「定義」と複数の「インスタンス」を持ち、定義を編集すると、同じコンポーネントの他インスタンスにも変更が反映されます。
複数のオブジェクトをひとつにまとめたものです。
家具などの複数の部品で構成をまとめて移動することができます。
※グループは他のコピーに変更が波及しませんが、コンポーネントは同じ定義を共有しており、一つを編集すると他のインスタンスにも変更が反映されます。
コンポーネント化したいジオメトリを選択し、メニューの Edit(編集) > Make Component(コンポーネントを作成)、または右クリックから Make Component(コンポーネントを作成)を実行して、名前などを設定します。
ドアや窓などは、自分や他者が作成したコンポーネントを挿入する方法はいくつかあります。
コンポーネントトレイから挿入する方法
SketchUp の標準コンポーネントや、自分が保存したコンポーネントをトレイから直接挿入できます。
外部ファイル(.skp)を挿入する方法
外部の SketchUp ファイルをコンポーネントとして挿入する場合は、
・ドラッグ&ドロップでモデルに直接読み込む
または
ファイル > インポート から .skp ファイルを選んで読み込む
といった方法があります。
SketchUpのライブコンポーネントは、3DWarehouse上で提供されているパラメトリック(パラメータによって形状が変化する)な3Dモデルで、ダウンロード前後に、サイズ・色・ドアやサッシの開口など、様々なパラメータを変更できます。
タグは、オブジェクトにタグを割り当てて 一括で表示/非表示を切り替えるための仕組みです。
タグパネルで「目のアイコン」をクリックすると、そのタグが付いたオブジェクトをまとめて隠したり表示したりできます。
公式フォーラムでは、タグはグループ/コンポーネントなどのオブジェクトに付け、内部の線や面にはタグをつけないことが推奨されています。
編集がシンプルになり、タグ管理の混乱を避けられます。
エンティティ情報ウィンドウを開いて対象を選択すると、選択したエンティティの種類、レイヤ/タグ、定義名、面積などの詳細情報を確認できます。
エンティティ情報ウィンドウは、メニューバーのウィンドウから(Windowsの場合は、デフォルトのトレイを選択して)、エンティティ情報を選択することで開くことができます。
はい。可能です。マウス操作で実行するには、下記の操作を行います。
・Orbit(回転) → ホイールを押し込みながらドラッグ
・Zoom(拡大縮小) → ホイールを回す
・Pan(平行移動) → Shift を押しながらホイールを押し込みドラッグ
線を引いている途中でも、そのまま可能です。
視点を変えた後、マウスを離せば自動的に線の続きを引くモードに戻ります。
アウトライン表示は特定オブジェクトとその入れ子を個別に表示切替し、タグは 同じタグを持つオブジェクト群を一括で表示切替することができます。
表示のON/OFFの管理には、タグを使用がおすすめで、モデルの構造(どこに何が入っているか)を見たい/整理したい場合には、アウトライン表示を使用します。
長方形ツールでおおまかにドラッグした後、マウスを離してから「3m,4m」などと直接タイプして Enter すると、その寸法の長方形が作成されます。
※単位を書かずに数字のみ入力した場合は、モデルに設定されている現在の単位(mm / cm / m など)として扱われます。
Measurements(測定)ボックスをクリックする必要はなく、SketchUp は常にキーボード入力を受け付けると解説されています。
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