VRモデルハウス

作成事例

想像だけじゃない!実際にウォークスルーを体験!
サスティナブル社会に最適解!VRモデルハウスの制作事例

株式会社TOKAIは生活における様々な分野で事業を展開している。その中でも近年は住宅・リフォーム分野で「災害に強く、家族が安心して暮らせる住まいづくり」を提案しており、その取り組みは全国で注目を集めている。その自給自足システム「GQSYSTEM」を紹介する為にVRモデルハウスを制作した。

【会社概要】

  • ・登記 株式会社TOKAI(登記名称 株式会社ザ・トーカイ)
  • ・設立 1950年(昭和25年)12月 23日
  • ・資本金 140億4百万円
  • ・従業員数 1,501名

1950年に都市ガス事業を開始して以来、事業の多角化を進め、LPガス、インターネット、CATV、アクアなど、お客様の生活に密着したさまざまな商品・サービスを幅広く提供している。
また、営業エリアも静岡県および関東一円から日本全国へ積極的な面的拡大を展開し、いまやそのお客様は330万件にのぼる。

未来を変える家を体験する ”GQハウス”

WELCOME TO GQ VIRTUAL MODEL HOUSE
GQハウス:https://vr.gq-system.jp/

なぜVRモデルハウスを作成しようと思ったか。

最初はどのようにお客様にこの自給自足システムを体験してもらうか議論を重ねたそうだ。システムという目に見えにくいものをいかにして分かりやすく伝えるか。3名のチームでスタートしたこのプロジェクトはVRモデルハウスを作成するというひとつの解決案に行き着いたという。この経緯を詳しく伺った。(以下敬称略)

武内:例えばマンションギャラリーがあって、そこへお客様をお招きすることが出来れば、VRゴーグルなどを使って体験してもらうことも可能ですが、我々はそういう施設があるわけじゃないので、通常のモデルハウスなども検討しましたが、やはり最初からより多くの方々に理解してもらいたいというイメージからWeb上でやっていこうということになりました。

武内:リアルなモデルハウスだと雨水から生活水になるまで、どういうルートで、どういう設備でどのように雨水が処理されていくのかが説明されても想像しにくいと思うんですよ。雨水タンクはこれで、ここから水を汲んでそっちに流れてと、ある意味リアルだからこそ難しいという課題があったんですけど、そこがVRモデルハウスだと解決出来るかなと思いました。設備やシステムの動きをいつでも好きなときに確認できるので「説明を聞きながら使い勝手を想像する」点もクリアできると良いなということになりましたね。

バーチャル内覧会

このVRモデルハウスは、お客様が自由に移動、見学が出来るようになっている。VR空間に入ると、様々な説明動画を視聴出来たり、アイコンをクリックすると隠れている設備が説明書きと共に表示される仕組みもある。また、VR空間内でバーチャル内覧会を行うことも可能。営業スタッフとお客様が同時にVRモデルハウスに入ることができ、アバターになってVRモデルハウス内を内覧できるシステムが構築されている。実際の活用方法について伺ってみた。

▲ アバターを使った内覧会の様子

服部:VRモデルハウスでの内覧会には、まだ実際にお客様はいらしてはいないのですが、Webサイトの滞在時間が非常に長くなりました。スマホ対応もしているので、PCと両方でアクセスデータが取れています。コンテンツ的にはやはりPCで参加される方も多いですね。業界の方も興味を持ってアクセスしてくれているようです。お問い合わせのきっかけに「VRモデルハウスをみました」とあると嬉しくなりますね。

▲ 駐車場埋設の雨水貯水タンク
▲ 機械室の中をアバターで説明

今後の展望について

VRモデルハウスの今後の運用やGQシステムとして導入に力を入れていこうとしている件について伺ってみた。VRモデルハウスの中にゲーム性をもたせるなどしたらどうか。内覧会に関しては、時間を決めて、その時間は常時開けていますという体制を作っても良いかもしれないという意見が出た。

武内:2022年12月に「OTSハウス」から「GQハウス」とブランド名も変更しました。当初は水と電気を自給自足する設備をもった住宅「OTSハウス」としてスタートしましたが、「OTSハウスって何?」からはじまり。「この住宅のデザインじゃないとだめなのか?」と誤解が生まれるようになったんです。なので、あえてシステムと分けようということで「GQSYSTEM(ジークシステム)」と命名し、少しエッセンスを残して「GQハウス(ジークハウス)」としました。

これからは分譲住宅を軸にこのシステムを積極的に取り入れたものを作っていきたいです。地場の会社がやらないような自然エネルギーを使った環境に優しい住宅ということで、このVRモデルハウスを活用しながらPRしていくつもりです。

編集後記

雨水と太陽光を使用した生活水・電気の完全自給自足を実現する近未来の住生活プロジェクトとして位置づけられる「GQ(ジーク)」。昨今異常気象による災害等が頻発する中で、断水・停電の発生時にも「普段と同じ暮らしを可能とする」サスティナブルな住まいづくりを推進するこの取り組みを応援していきたいと思う。

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